
厚生労働省で、「民間職業紹介従事者の人材育成推進事業」が行われています。
そこで「外国人材の職業紹介に関する調査」があり、その結果です。

職業紹介した時のミスマッチ。
原因の第一位は、日本語能力との事です。
第二位は、仕事内容。
第三位は、能力・経験と続きます。

そこでよく聞く、日本語能力のレベルです。
もっとも一般的なのが、日本語能力試験です。
5段階のレベルがあります。
N1=幅広い場面で使われる日本語を理解することができる。
N2=日常的な場面で使われる日本語の理解に加え、より幅広い場面で
使われる日本語をある程度理解することができる。
このレベルは、通訳翻訳できる高い能力となります。
N3=日常的な日本語をある程度話すことができる。
このレベルまで能力があると仕事では、問題ありません。
N4=基本的な日本語を理解することができる。
このレベルまで能力があると仕事では、ほぼ問題ありません。
但し、少し気遣ってのフォローが必要です。
N5=基本的な日本語をある程度理解することができる。
日本語研修を6ヶ月間以上学ぶとN4レベルです。
技術エンジニアのご紹介では、日本語研修が3ヵ月前後と
なる場合が結構あります。
その短い期間となると、N5レベルかもう少し劣ります。

入国してきた外国人の新入社員がどの程度日本語研修を学んで
来たのかを考えてあげないといけません。
理想はN4レベルです。
但し半年間の座学ですから、すぐに方言がある言葉の理解やクセの
強い文字を理解できる訳ではありません。
私の経験では、せめて6ヶ月間は様子をみてあげないと実力が
発揮できません。
仕事をして、帰宅後日本語を学んでいる人は大きく進歩します。
6ヶ月後に判断してあげるのが良いと思います。